講演内容 Abstract
超高齢社会を迎えたわが国において、多数歯欠損を抱える患者のQOLの向上は重要なテーマである。多数歯欠損症例への対応として、インプラントオーバーデンチャー(以下,IOD)は、ボーンアンカーカードブリッジに比べると低侵襲であり、粘膜支持型義歯よりも患者満
足度が高いことから有効である。
本講演では、症例を供覧しつつ、IODの適応症およびインプラントと天然歯の共存、デジタルシミュレーションを用いた設計、年齢を考慮した治療戦略、咀嚼機能・発音・審美の評価などを検証してみたいと考える。
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- the Quintessence 2019年5月号
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- QDI 別冊 生涯にわたる顎顔面の成長とインプラント治療―オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン 18thミーティング抄録集―