講演内容 Abstract
歯科臨床において舌神経損傷は重大な合併症である。歯科医師はインプラント手術の際に頻繁に舌側フラップを剥離するが、これはしばしば舌神経と近接している。それにもかかわらず、舌神経の走行はそのダイナミックな動きとエビデンスの欠如により予測することは非常に難しい。そういった背景から、どのように舌神経損傷を回避するかは多くの歯科医師にとっての関心事である。本講演では、新しく蓄積された舌神経解剖に関するエビデンスを紹介するとともに舌神経のダイナミクスを理解するための映像をシェアしたい。
-
-
- the Quintessence 2020年2月号
-
- ビジュアル歯科臨床解剖―基礎から応用まで―