講演内容 Abstract
歯周病などの長期にわたる継続的な慢性疾患は、全身性の炎症を引き起こす可能性があると多くの知見が示唆している。このように口腔組織を健全に保つことの意義がさらに深くなっている現在、歯科衛生士にはバイオフィルムコントロールや歯周基本治療と維持管理、および禁煙・糖尿病などの危険因子制御へのサポートなど、個々に対応しながらも包括的に歯周疾患をとらえることが求められている。本セッションを通し、患者の口腔内の炎症を軽減し、全身的健康を維持するというわれわれの本来の役割を再認識するとともに、その手段を考察する。
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- 歯科衛生士教育サ ブテキスト 卒業研究 HAND BOOK
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- 歯科衛生士 2018年9月号