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2020年3月号掲載

第2回:歯科専門医として~Multimorbidityに挑む

全身・疾患を診て、口を考える 超高齢社会が歯科にもたらした1つは、前回解説した「う蝕・歯周病から口腔の機能障害へ」という疾病構造の変化ですが、もう1つ大きな変化があります。Multimorbidity(多疾患罹患状態)患者の増加です。 若年者が多い時代は、患者さんが歯科以外の疾患を有しておらず、「通院しているのは歯科だけ」という歯科が主治医になることが多くありました。しかし、超高齢社会となった今、主な対象患者さんは高齢者すなわちMultimorbidity患者となりました。高血圧、糖尿病、...

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