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日本のフッ化物配合歯磨剤の歴史

【読み】:にほんのふっかぶつはいごうしまざいのれきし
【英語】:the history of fluoride toothpaste in Japan
【書籍】: nico 2017年11月号
【ページ】:13

キーワード解説:

 日本で販売されたフッ化物配合歯磨剤第1号は、1948年発売の「薬用歯磨ライオンFクリーム」(発売:ライオン)である。この製品は、本邦における薬用成分配合歯磨剤の先駆けとなったが、他の歯磨剤とは一線を画す高級品として販売されたためか、広く普及するには至らなかった。
 その後も長らくフッ化物配合歯磨剤の普及は見られなかったが、1981年に発売された「クリニカライオン」(発売:ライオン)にフッ化物が配合され、これが国内初の量産品フッ化物配合歯磨剤となった。これを契機に各社歯磨剤にフッ化物が配合されるようになり、現在では国内で販売されている歯磨剤の91%(重量シェア)に配合されるに至っている。
 なお、2017年3月には、これまで上限1,000ppmFと定められていたフッ化物配合濃度の上限の引き上げが国内でもようやく認可された。国際基準(ISO)にのっとった1,500ppmFを上限とするフッ化物濃度の歯磨剤の発売がはじまり、う蝕予防のさらなる効果が期待されている。