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Maxillofacial Analysis

【読み】:まきしろふぇいしゃるあなりしす
【英語】:Maxillofacial Analysis
【書籍】: QDT 2024年2月号
【ページ】:19

キーワード解説:

 Maxillofacial Analysisとは、内山が2014年に提唱した、包括的歯科治療において顎顔面に調和した咬合を付与するために、咬合高径・咬合平面・インサイザルエッジポジションを多角的に分析し、治療のゴールを明確にする方法である。手順としては、咬合高径を下顔面高の計測とフェイシャルタイプの診断によって求め、前段で決定した下顔面高をもとにインサイザルエッジポジションと、それを基にした咬合平面を設定し、これらすべての要素をもとにスマイル時の下唇と調和した歯列の形態を求め、その上で診断用ワックスアップを行って治療を開始する。本法は、患者の顔貌(軟組織)に加え、セファロ分析を用いて咬合高径をまず最初に決定することが特徴であり、これを基に必要最小限の咬合高径の挙上、ひいては必要最小限の補綴的介入により治療が行えるというメリットが得られる。