キーワード
キーワード解説:
クロルヘキシジン洗口液はグルコン酸クロルヘキシジンを薬効成分とする洗口液であり、細菌の細胞壁を傷害することで抗菌効果を発揮する。広い抗菌スペクトルを有し、歯面に吸着することによりプラークの再付着を抑制する効果をもつ。抗菌、殺菌、静菌効果は用量および菌種に依存し、安定性が高く、全身毒性や耐菌性に問題もないため40年以上前から歯周治療の付加療法として研究されてきた。副作用としては色素沈着や粘膜剥離、味覚異常などがあるが、いずれも軽度であると考えられている。プラークコントロールに寄与するため、歯周病の臨床パラメータの改善に期待できる。