さる2月5日（日）、東京ドームホテルにおいて、日本大学松戸歯学部同窓会（阿部正也会長）による創立40周年記念式典・記念講演会が開催され、多数の歯科関係者ならびに全国各地から同窓会会員が参集し、盛会となった。

　午前の部の記念式典では、阿部正也氏（日大松戸歯学部同窓会会長）による式辞が述べられたほか、来賓として田中英壽氏（日大理事長・校友会会長）と堀　憲郎氏（日本歯科医師会会長）による祝辞が披露され、式典に華を添えた。また、歴代会長のこれまでの功績を称え、代表して新井謙寿氏（日大松戸歯学部同窓会前会長）に花束と感謝状が贈呈された。

　引き続き行われた記念講演会では、高山忠利氏（日大医学部長、同消化器外科学教授）による「肝がんの常識を疑え！」と題する講演が行われた。氏はかつて「不治の病」といわれた肝がんが、治療技術・薬の進歩によって今は治る時代になってきたことを強調。また、1994年に世界初となる肝尾状葉単独全切除（高山術式）を開発した経緯や年間300件の手術を行っているなど、ユーモアも交えながらわかりやすく解説し会場を魅了した。

　午後の部の別会場で開催された記念祝賀会では、当初の予定を大きく上回る参加者数のためにサテライト会場が用意され、久しぶりの再会で思い出話に花を咲かせる同窓生らの笑顔が見られるなど盛会となった。