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2017年2月25日

上田塾25周年記念講演会が開催

「これからの明るい歯科界を目指して」をテーマに650名が参集

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 さる2月25日(土)、26日(日)の両日、JR九州ホール(福岡県)において、上田塾25周年記念講演会(中島稔博実行委員長、桃園貴功会長、上田秀朗主宰)が「これからの明るい歯科界を目指して」をテーマに開催され、全国から650名が参加し盛会となった。

 上田塾は、上田秀朗氏(福岡県開業)らが1993年に発足した現在57名の会員を擁するスタディグループ。今回、発足25周年を記念し開催された本講演会では、全国から豪華演者を招聘。本講演会を「平成28年熊本地震チャリティー講演会」と位置づけ、2日間にわたり講演が行われた。以下に演題、演者を示す。

「咬合治療の手順とその結果」(下川公一氏、福岡県開業)
「総合歯科診療のなかでの再生療法」(水上哲也氏、福岡県開業)
「再生療法を成功へと導く鍵」(白石和仁氏、福岡県開業)
「"咬合、基本治療"~力の診断とそのコントロールの実際」(筒井照子氏、福岡県開業)
「卒後50年を振り返って」(河原英雄氏、大分県開業)
「審美補綴における歯周治療のマネージメント」(大村祐進氏、山口県開業)
「オーラルスキャナーを用いたCr-Brおよびインプラント補綴の現状」(夏堀礼二氏、青森県開業)
「The Key to Success for Digital Implant Dentistry」(山下恒彦氏、デンテックインターナショナル株式会社代表)
「抜歯か保存かの判断に苦慮する歯への対応とインプラント」(榊 恭範氏、福岡県開業)
「包括的歯科医療における口腔外科医の役割―インプラント外科と顎変形症―」(堀内克啓氏、奈良県開業)
「咬合再構成における力学的原則」(山崎長郎氏、東京都開業)
「包括歯科臨床の実際~審美的で機能的な咬合再構成を求めて~」(上田秀朗氏)

 各演者らは、上田塾25周年を祝福するとともに、上田氏との思い出深いエピソードなども交えながら、後進育成などに対する氏の功績を称えた。各講演では、さまざまな分野の匠といえるベテラン勢が、自身の追求する歯科医療の考え方や治療法を提示。それぞれ専門分野は異なるものの、患者を治したい、最良の歯科医療を提供したいという姿勢が共通してみられたのが印象的であった。なお、多数の企業が出展した展示会場では会員によるポスター発表も行われた。

 全講演終了後には、今回の演者と上田塾の会員らによる上田氏へのビデオメッセージが流され、会場の参加者の感動を誘った。最後に、実行委員長の中島氏が閉会の辞を述べ、熱気に包まれた講演会が終了した。