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2021年7月13日掲載

宮崎真至氏を演者に迎え「象牙質知覚過敏を科学する」をテーマに

グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社、Webセミナーを開催

グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社、Webセミナーを開催
 さる7月13日(火)、グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社主催によるWebセミナー「象牙質知覚過敏を科学する」が、宮崎真至氏(日大)を演者に迎え、開催された。

 宮崎氏はまず、歯の切片写真、電子顕微鏡写真等を用いて歯の解剖学的構造を解説。エナメル質が摩耗し、象牙質が露出するまでの過程を説明した。そして、歯を象牙質露出に至らしめる原因にTooth Wearがあるとして、咬耗、摩耗、NCCL等の諸事項を挙げ、これらが複合化し、象牙質知覚過敏が症状として生じると述べた。

 その後は、象牙質の露出によって痛みが生じるメカニズムについても言及。そのメカニズムは諸説あるが、「象牙細管内の組織液が刺激によって動きを生じ、歯髄・象牙境付近に存在する自由神経終末を刺激する」といういわゆる動水力学説を中心としながらも、原因は一元ではなく多元であるとする現在の考え方を述べた。

 そして、象牙質知覚過敏の対処には、レジン系封鎖材、アイオノマーセメント系封鎖材、シュウ酸カリウム系封鎖材のいずれかによる象牙細管の封鎖が有効であるとし、さらに硝酸カリウム配合歯磨剤の有効性について、主催メーカーの製品“シュミテクト”を例に、踏み込んだ解説を行った。

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