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2023年1月8日掲載

「エビデンス 譲れないもの超えるもの」をテーマに

第26回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナー、ハイブリッド形式にて開催

第26回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナー、ハイブリッド形式にて開催
 さる1月8日(日)、第26回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナー(冨岡栄二会長、東京都開業)が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)およびWeb配信にて「エビデンス 譲れないもの超えるもの」をテーマに開催された。ペリオ、インプラント、エンド、補綴、矯正のセッション別に10名の講演が行われた。

 まず冨岡会長が「根分岐部病変へのアプローチ 切除的?保存的?」と題して登壇。根分岐部病変の切除的アプローチや保存的処置に関する文献を紹介し、根分岐部病変の程度や外科的処置・非外科的処置によっても予後が大きく変わること、また治療後、経過をみていくなかでは歯周病以外の問題も表れてくることなど、長期的視点で根分岐部病変への対応を語った。さまざまな文献から個々の患者に適した対応を決定することは至難の業であるが、エビデンスを収集し個々の患者に適した対応を選択していく力が求められるとした。

 このほか、辻 翔太氏(大阪府開業)による「歯周組織再生療法の現在と未来 最新の臨床データから見えてくること」、西堀雅一氏(東京都開業)による「臼歯部咬合崩壊とインプラント、経過観察から学んだこと」、梅津清隆氏(東京都開業)による「エビデンスと臨床経験・成績とのBlending Effect」、瀧本晃陽氏(東京都開業)による「Endodontic Retreatment―非外科的再治療の臨床的判断―」、田中浩祐氏(東京都勤務)「Endodontic Surgery(外科的歯内療法)の意思決定」、石部元朗氏(山梨県開業)による「Occlusion: Do’s and Don’ts~咬合に関するチェックリスト~」、武田侑大氏(東京都開業)による「デジタルデンチャーの現状と展望」、中西秀郎氏(兵庫県開業)による「歯の寿命と歯列の関係」、岡崎恵一郎氏(茨城県開業)による「矯正治療における歯根吸収」が行われた。

 いずれのセッションも、エビデンスと臨床をベースに展開。午前と午後に行われたディスカッションでは、時間をオーバーするほどさまざまな意見交換が行われ盛会となった。

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