2023年4月16日掲載

和田圭祐氏らが講演

レーザー新付着術LANAP/LAPIPプロトコル日本初上陸記念講演会開催

レーザー新付着術LANAP/LAPIPプロトコル日本初上陸記念講演会開催
 さる4月16日(日)、品川ザ・グランドホール(東京都)において、レーザー新付着術LANAP/LAPIPプロトコル日本初上陸記念講演会(日本先進レーザー歯科研究会主催)が開催された。なお、LANAPとはLaser Assisted New Attachment Procedure(レーザーアシスト新付着術)、LAPIPとはLaser Assisted Peri-Implantitis Procedure(レーザーアシストインプラント周囲炎処置)を示す。

 まず、座長の横瀬敏志氏(明海大教授)による基調講演が行われた。その後、当初講演予定だったDr. Robert H.GreggⅡが体調不良で急遽来日できなくなったことから、代わりにDr. Allen S.Honigman(米国ラトガーズ大准教授)が来日し、「LANAP&LAPIPによる真の再生への途」と題して同時通訳にて講演が行われた。氏は、レーザー新付着術LANAP/LAPIPのプロトコルおよびそれぞれの利点について紹介したうえで、多数の症例をとおしてLANAP/LAPIPの有効性を解説した。

 続いて、和田圭祐氏(東京都開業)が「レーザーを用いた歯周治療:LANAP/LAPIPの効果とその可能性について」と題して登壇。まず各種レーザーの特徴を解説したうえで、これまで400症例にLANAPを行ったという氏が症例とともにその有用性を語った。最後に、患者の高齢化にともない低侵襲で長期予知性の高い再生治療が求められているとまとめた。

 両講演後にはそれぞれ質疑応答が行われ、会場の参加者から多くの質問が寄せられるなど関心の高さがうかがえた。

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