2024年2月15日掲載

飯利理事、石川県歯会長として被災状況を報告

日歯、定例会見を開催

日歯、定例会見を開催
 さる2月15日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、高橋英登会長)による定例記者会見が開催された。

 会見では飯利邦洋理事(石川県歯科医師会会長)より、令和6年能登半島地震の対応と現状について報告がなされた。氏は甚大な被害を受けている珠洲市の5つの歯科医院すべてが現在も診療再開の目途が立っていない状況であるとした。また開設者の高齢化(すべて65歳以上)についてふれ、震災発生前から無歯科医地区とならないように石川県と協議してきたことに言及。「公的病院内への歯科設置や公立歯科診療所の開設に向けて話し合いを始めていた矢先、10年前倒しで無歯科医の自治体ができてしまった」と遺憾の意を示した。現在は、珠洲市の道の駅に福井県歯科医師会からの移動用歯科診療車を設置し、2月5日から歯科診療(1日15~20名程度)を行っていることが報告された。また、歯科診療の復旧には被災した会員の心のケアも含めて長い時間を要するとの認識を示した。

 続いて末瀬一彦常務理事より、きたる3月27日(水)に「国際口腔保健シンポジウム2024」(日歯主催)がオンライン開催されることが説明された。当日は武見敬三氏(厚生労働大臣)による特別講演が予定されている。以下に概要を示す。

国際口腔保健シンポジウム2024
https://www.jda.or.jp/dentist/info/2023_12.html

【事前登録制】参加費無料
【受付期間】2024年2月12日(月)~3月18日(月)
【受付方法】下記の登録フォームより
https://www.jdaform.jp/form_2024_seminar_001

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