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2008年10月12日

口腔保健フォーラム「超高齢社会における歯科医療・口腔保健のこれからを考える ―全身の健康と口腔保健―」開催

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 さる10月12日(日)、九州歯科大学講堂(福岡県)にて、日本歯科医師会8020運動の20周年を記念した口腔保健フォーラム(座長:高江洲義矩氏、東歯大名誉教授)が、200名以上の参加者のもと、九州歯科大学OBの4名の演者を迎えて、盛大に開催された。演者・演題は以下のとおり。

花田信弘氏(鶴見大教授、前国立保健医療科学院口腔保健部長):
「口腔と全身の健康 ―その研究展開とわが国の歯科保健医療政策への提言―」
宮崎秀夫氏(新潟大教授、WHO口腔保健協力センター長):
「世界的視座からみた口腔保健の展開」
深井穫博氏(埼玉県開業、日本歯科医師会地域保健委員会委員長):
「これからの地域保健と歯科医療・口腔保健の近未来」
中村譲治氏(福岡県開業、NPO法人ウェルビーイング理事):
「高齢者と向き合う現場 ―診療所に求められるものとは―」

 各演者からは、口腔と全身の健康に関する研究成果やエビデンス、それら最新の知見に基づいた新しい時代の歯科医療・口腔保健像、期待される歯科診療所のあり方などについて、それぞれの立場を踏まえての提言が行われた。
 全身の健康に歯科医療・口腔保健の果たす役割と、近未来における新たな可能性を提言した本フォーラムは、まさに「生きる力を支える生活の医療」として歯科界の取り組むべき道筋を示唆した、たいへん意義深い機会となった。