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2011年4月24日

東京歯科大学卒後研修セミナー開催

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 さる4月24日(日)、東京歯科大学水道橋校舎(東京都)において、「東京歯科大学卒後研修セミナー2011 No.2」(東京歯科大学同窓会主催、大山萬夫会長)が開催され、会場には122名が参集した。

 「攻めのTBIとフッ化物の応用~治療を目的とした、知って得するテクニック~」と題された今回の実習セミナーでは、高柳篤史氏(埼玉県開業)が概論の「攻めのTBIとは」と各論の「ブラッシング用具の特徴と選択」を、山本龍生氏(神歯大社会歯科学講座歯科医療社会学分野准教授)が「つまようじ法の理論と実際」を、三上直一郎氏(東京都開業)が「毛先みがきの理論と実際」「歯肉の変化を診る」を、山岸 敦氏(花王株式会社ヒューマンヘルスケア研究センター・パーソナルヘルスケア研究所主任研究員)が「フッ化物の効果的な使い方」をそれぞれ実習や実験を交えながら講義した。

 そのうち高柳氏は概論「攻めのTBIとは」で、「患者」「疾患」「道具と薬剤」「方法」の4つを知ったうえで複合的に考え、患者1人1人にあったTBIを実行することが「攻めのTBI」であり、多方面から検討されたストラテジーが求められるとした。

 また山本氏によるつまようじ法、また三上氏による毛先みがきの実習では、配布された歯ブラシを使って受講者がそれぞれの磨き方を体験。講師が受講者の歯を直接磨いて感触をつかんでもらうなど受講者がブラッシング法を体得できる講義に、会場は賑わいをみせた。また学術部委員による症例発表では医院でのつまようじ法応用の一例が発表されるなど、セルフケア指導の理論から実際までを知ることのできる盛りだくさんな内容となった。