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  • 正しい臨床決断をするためのエビデンス・ベースト・インプラントロジー
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    正しい臨床決断をするためのエビデンス・ベースト・インプラントロジー

    著者: [著] 小田師巳 [著] 園山 亘
    A4判変型 / 200ページ / 2020-08-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0764-3
    定価 13,200円(本体 12,000円+税10%)
    クイントコード:17250
    モリタコード:208040725
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    エビデンスを知り、臨床を知れば、インプラント治療も百戦あやうからず
    確かな術式・材料を用いた臨床例と信頼度の高いエビデンスで、インプラント治療の“正しい臨床決断”が身に付く1冊。文献のエッセンスのみを取り出して表に示すことで有意差のある術式や材料が視覚的に理解できるように工夫されており、どのようなケースに、どのような手技で、どのような材料を用いれば、どのような結果が「平均的に」得られるかの確度が高まり、あなたのインプラント臨床のレベルを確実に上げられます。失敗しないインプラント治療の秘訣が満載!

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評者:石川知弘(静岡県・石川歯科)

 小田師巳先生とは縁あってコースや学会のシンポジウムなどでご一緒させていただく機会が何度かあった.自身の臨床をつぶさに観察・分析し,問題があれば原因を追及して解決法を発見していく姿勢に一臨床家として共感している.また,彼から園山亘先生がどれだけ聡明な先生であるかも聞き及んでいた.
 本書の特徴は,読者が日常臨床で頻繁に遭遇するであろう症例に対し,「科学的根拠をもってより安全にインプラント治療を遂行できるようになる」という目的が一貫していることである. 1 章の「下顎臼歯部に対するインプラント治療」や3 章の「インプラント-アバットメントの接合様式」においては,インプラント治療によって機能回復をより安全・効果的に実現するために必要な情報がコンパクトにわかりやすくまとめられている. 2 章「上顎洞底挙上術をともなうインプラント治療」では,治療計画を立案するうえで知りたいことを,自身の観察研究の結果も含めすべてのエビデンスを調べ上げようとする意気込みが感じられる.
 6 章で扱うリッジプリザベーションは,臨床家のなかでもその是非が大きく分かれるところであり,単純そうにみえて実は奥が深い分野である.ここでも多くの文献を基にわかりやすく解説されており,本章を読めば科学的根拠をもって“正しい臨床決断”ができるようになるだろう.余談となるが,現在進行中と聞いているチタンメンブレンを応用したオープンバリアメンブレンテクニックの研究結果も楽しみにしている.
 4 章の審美領域および5 章のGBRをテーマにした章では,インプラントのポジショニングや処置のタイミング,硬・軟組織のマネジメントについて解説されている.骨増生に関して術式とマテリアルの選択となる根拠が提示され,吸収性メンブレンを応用していかに安全に外側性の骨増生を行うかが検討されている.軟組織マネジメントにおいても増生された組織に対して組織学的な検討が加えられ,どのような効果があるのかが一目瞭然である.
 7 および8 章の硬・軟組織マネジメントにおける合併症をテーマとする章においては,自らが経験した合併症とその解決のための努力が,実に全体の1 / 4 のボリュームをさいて記されている.自分たちの苦い経験と反省を詳らかにすることによって少しでも読者の,ひいては医院を訪れる患者の利益を最優先していることがわかる.歯科治療は基本的に外科処置であり,知識と技術が要求されるため,論文だけを解説しても本書の目的は達成されない.著者の2 人に敬意を表したい.
 Covid-19が拡大して在宅時間が多くなった今,インプラント治療の実践にあたって不可欠な情報,有益なデータを本書から学びとる絶好の機会である.この災難が終息した暁には,両先生と夜の街の接待をともなわない店でインプラント治療について心ゆくまで語りあいたい,そう思わせてくれる1 冊である.

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