文字サイズ: 小 標準 大 特大
パスワードを忘れてしまった場合 会員登録はこちら
  • 必ず上達 歯科小手術
    この本の書評を読む

    必ず上達 歯科小手術

    ここからはじめる! これならできる! テクニック
    A4判 / 104ページ / 2024-03-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0994-4
    定価 9,680円(本体 8,800円+税10%)
    クイントコード:19440
    モリタコード:208050945
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    今の臨床にプラス 開業現場でできる小手術の基本スキルが身につく入門書
    主に小手術を手がけていない一般開業歯科医を対象に“まずはここから”“これならできる”という手技に絞り、習得のポイントを解説。1章では効果的で確実な局所麻酔や無理なくきれいにできる切開・剥離・縫合など、基本的なテクニックを動画つきで、2章では抜歯や膿瘍切開、嚢胞摘出、小帯切除など、術式別の要点と実際を、3章では有病者や偶発症への対応について、簡潔にやさしくまとめた。自院の治療オプション拡大に役立つ必携の導入ガイド。

【本誌のご注文方法】


お問い合わせ」より、【お名前・郵便番号・ご住所・電話番号】をご入力いただき、【雑誌名・年号数・冊数】を明記の上お申し込みください。
代引き(送料一律660円)にてお送りいたします。

【オンデマンド版について】


1.オンデマンド版とは

弊社ホームページ会員様向け限定のサービスです。
絶版の書籍で、お客様からのご要望が多いものをオンデマンド印刷で製作いたします。
これによって、これまで重版・復刊できなかった書籍がお求めいただけるようになりました。


2.ご注文にあたっての注意

・ご要望を受け製作いたしますので、注文後のキャンセル及び返品はできません。
・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。
・製品の性質上インターネットによる販売(クレジットカード or 代引き)に限定させていただきます。


【オンデマンド版希望カウンターとは?】


このサービスは、会員様限定のサービスとなります。
このたび、絶版となった書籍をオンデマンド版という形で、お客様にご提供するサービスを開始いたしました。オンデマンド版希望カウンターとは、お客様のニーズをお知らせいただき、小社にて次のオンデマンド版作成に向けての参考にさせていただくものです。

お客様がカウントアップされた書籍の販売が開始されますと、ご登録メールアドレスへ「販売開始お知らせ」メールをお送りいたします。ぜひこの機会にご利用くださいませ。

※・これはご予約ではなく、また購入を確約していただくものではありません。
 ・諸事情により、オンデマンド版作成ができない場合もありますので、ご了承ください。


【オンデマンド版について】

1.オンデマンド版とは

出版社が在庫を持たず、お客様からのご注文のつどに制作をする出版のことです。これによって、これまである程度の需要がなければ重版・復刊できなかった絶版本が、お求めいただけるようになりました。


2.ご注文にあたっての注意

通常の書籍とは異なりますので、以下のことにご注意ください。

・完全受注生産ですので、発注後のキャンセルはできません。

・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。

・製品の性質上インターネットによる販売に限定させていただきます。

評者:丸岡 豊(東京都:国立国際医療研究センター病院歯科・口腔外科)

 この本の特徴は「非常にわかりやすく,寄り添ってくれる」ことである.
 まずは読み進めてみる.
 歯科は外科系診療科の重要な一分野であることは,論をまたない.外科技術は1つ1つの基本の積み重ねであるが,この本においては基本事項に多くのページが割かれ,その構成はまさに手術計画を立案し,実行する流れに沿っている.
 第1章をみてみよう.現代の医学では患者の状態を評価し,そして立てた手術方針を患者に説明し,理解を得ることは必須の条件である.われわれ歯科医師は新型コロナの蔓延期には感染対策に細心の注意を払ったが,その大切さも述べられている.
 器具の選定・準備も大事であり,これについては鮮明な写真で,そしてキーポイントとなる局所麻酔法等も簡略化された図でていねいに解説されている.
 ここまで準備をすれば,いよいよ手術開始である. 切開・剥離・縫合,そして止血などの外科手術の基本にも細かい「コツ」があるが,これは最近の本の傾向なのか,QRコードを読み込めばコメント入りの動画も見られるため,さらに理解が深まる.随所に「ヒント」が挿入されており,まさに寄り添って指導を受けているような気になるばかりか,文字の密度もそれほどではないため,読むのも面倒ではない.
 続いて第2章は,いよいよ術式別の手技とポイントの解説である.
 歯科のなかでもっとも多い外科処置である抜歯からはじまり,膿瘍切開,顎骨嚢胞摘出と続く.つぎに軟組織の手術となる粘液嚢胞摘出や小帯切除,最後に歯根端切除と骨隆起の形成術を取り上げている.各項では,はじめに基礎知識の整理,続いて豊富な写真とイラストを使った手技の解説がなされるのであるが,とくに抜歯の項においては専門医療機関に紹介すべきポイントが書かれており,もちろんこれは術者の技量により異なるが,リスクを回避するうえで非常に役に立つと思われる.また抜歯が終わった際になおざりになりがちな周囲の不良肉芽の掻爬のポイントまで,さらに歯根端切除の術後の予後の評価まで解説されている.
 最後の第3章はリスクマネジメントが述べられている.薬剤や治療法の進歩により一見健康にみえる「いわゆる有病者」の患者は多い.正確な情報を集めるためにもっとも重要なのは主治医に診療情報提供を求めることであるが,聞くべきポイントについても解説されている.またさまざまな疾患別に,起こりうるトラブル,事前に集めておくべき情報,そして合併症への対応などがわかりやすく表にまとめられているので,いざというときにもパッと参照できるようになっている.後半には歯科手術で起こりうる代表的な偶発症を事前に学べる工夫もされている.
 ざっと概略を述べたが,このようにわかりやすくまとめられた本書は,あまり研修会や実習などに出席できない,多忙を極める先生方に,とくに一読をお勧めする.

この商品を買った人はこんな商品もチェックしています

閲覧履歴

  • 商品数:0点
  • 合計:¥0

新刊のご案内

人気TOP10

    ※歯学書.COMでの過去30日分の販売冊数ランキング(自動更新)

    ピックアップ

    ピックアップ
    QRコード
    スマートフォン版はこちらから