

セッション

講演内容
咬合が崩壊し、全顎的な補綴治療を余儀なくされた患者では、咬合再構成が求められる。上下顎歯列どうしの適切な咬合接触付与に際しては、下顎位の決定が重要であり、多くの場合、減少した咬合高径の是正(いわゆる“咬合挙上”)をともなう。
咬合挙上と聞くと、「ゴールはイメージできても治療の過程がよくわからない」、「どこから手をつければよいかわからない」といった声を聞くことが少なくない。
そこで本講演では、咬合挙上の臨床手技を3つに分類して根拠と実症例を交えて解説を行い、咬合挙上の引き出しを増やしていただくことを目的としたい。
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