QDT

歯科医師と歯科技工士がともに読むデジタルエイジの補綴専門誌

2025年に創刊50周年を迎える「QDT」は、これからも「歯科医師と歯科技工士がともに読むデジタルエイジの補綴専門誌」。歯科医師による確かな手技と、歯科技工士による質の高い補綴装置製作が求められる補綴歯科臨床。そこには、それぞれの職分における技術の研鑽はもちろん、お互いの仕事に対する相互理解および共通言語 が欠かせない。「QDT」は、技術面でもコミュニケーション面でも歯科医師と歯科技工士がともに読める誌面づくりを実践。「QDT」は、歯科医師と歯科技工士の役に立つ。

月刊、年12冊
1部定価:2,420円(本体 2,200円+税10%)

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弊社雑誌『ザ・クインテッセンス』『歯科衛生士』『Quintessence DENTAL Implantology』『QDT』他書籍にも掲載の治療テクニックが動画で閲覧可能になりました。より幅広いジャンルにわたって歯科情報をお届けする動画アプリ『QuintMobile』をぜひご利用ください。

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QDT

2025年9月号

  • 目次
  • 次号予告

MASTERPIECE
日常臨床における効率を考慮したセラミックワーク

薄井秀敏

Feature article #1
フルマウスリコンストラクションにおける補綴装置の製作方法
―シークエンシャルオクルージョンの臨床実践―

大久保敦子/Gerd Reichardt

#2 モノリシックに対する立体感のある表現を目指して
後編:ステイン法における具体的な表現方法

枝川智之

インタビューと症例から探る若手臨床家のラーニングカーブ
step ahead No.188 成田久人

Reading Matter
Guest Editorial
第162回 患者満足度の高い総義歯を提供できる環境を後世に残すために
鈴木英史

連載 その歯科技工に根拠はあるの?
─今日から役立つ補綴治療のエビデンス─
第3回 臼歯部インプラント補綴装置の咬合面は天然歯と一緒でよいの?
─臼歯部インプラント補綴は力学を考えなくてはいけないらしい─
髙瀬 直

QUINTESSENZ ZAHNTECHNIK QZ DIGEST
2025, 3
岡部和幸

リレー連載 自分史上、もっとも勉強になったこの1冊
+若手に受け継ぎたい1冊
第2回
佐藤洋司

Clinical Article
連載 義歯臨床の成功率を高めるBPS
─その理論とテクニックを整理する─
第9回 作業用模型製作、前歯排列
桑名勇至/松田謙一

LEVEL NEXT STUDY CLUB リレー連載
審美修復治療成功のためのプロセス
第3回 ラミネートベニアにおけるデジタルとアナログのワークフロー
小出俊介

QDT Beginners Manual for Dentist
連載 臼歯部支台歯形成
第3回 上顎大臼歯
古橋広樹

連載 咬合採得
第3回 フェイスボウとエステティックマウント
阿部公成

連載 研磨
第3回 レジン系材料(CAD/CAM冠)
郷田なつ美/大森葉奈/細谷瑛理子/冨田佳照(監修)

連載 サベヤーを用いたクラスプの設計
第3回 サベイドクラウンのカットバック
椿 康仁/河本考浩/榎木みなみ/今西秀郷(監修)

NEXT GENERATION 新鋭歯科技工士症例集
フェイシャルカットバックテクニックで審美的調和を求めた
上顎中切歯単冠修復
星野芽以

Topics & Information
Quint Web Site Topics Ranking

News & Topics
一般社団法人日本デジタル歯科学会、第16回学術大会を開催 「デジタル技術の潮流と革新─デジタル技術は歯科医療を変革したか?─」をテーマに
編集部

米国・ロサンゼルスでのデンタルショー「LMT LAB DAY West 2025」に参加して
尾尻恵祐

「K.S.I. OPEN SEMINAR 2025」開催報告
尾形清敏

「にしむら塾東京OB会 総会・例会」が初のセミオープン形式で開催
平山功児/今井和重

New Products Outlook

Meetings

Next Issue/From Editors


MASTERPIECE
久保田紘基

Feature article #1
直接修復と間接修復の融合による前歯部審美修復戦略
ーシングルセントラル症例におけるインジェクションテクニックの有用性ー
(前編)

幸田洋明/三浦大輔

 前歯部単独補綴における審美的調和の獲得は、臨床的にも技術的にも高い水準が求められるテーマである。本稿では、シングルセントラルクラウン症例に対し、隣在歯へのダイレクトボンディングを併用した審美修復戦略を提示。とくに、ワックスアップから得た形態を高精度に再現する「インジェクションテクニック」の応用は、低侵襲性と再現性の両立を可能にするアプローチとして注目される。さらに、歯肉切除のみで生物学的幅径を維持しつつ歯冠長延長を実現するBTAテクニック、補綴装置と歯肉の調和を目的としたS-Shape Profileの付与など、前歯部審美補綴における重要な治療設計の考え方を詳細に解説。

Feature article #2
IODにおけるアタッチメント選択の基本原則
ー臨床でのトラブルを防ぐ基礎知識ー
前編:IODに使用するアタッチメントの整理

今田裕也

 可撤性補綴装置のひとつであるインプラントオーバーデンチャー(IOD)は、インプラント補綴治療における選択肢のひとつとして、広く臨床に用いられてきた。ただし、症例ごとに条件が異なることから、その症例に合わせたアタッチメントを選択する必要がある。そのため、アタッチメントの選択基準およびその適応条件を整理することは、補綴設計の精度を高め、臨床結果を安定させるうえで重要な要素となる。そこで来月号では、IODにおけるアタッチメントの選択基準について、今田裕也氏(協和デンタル・ラボラトリー)に整理していただく。

※内容は変更となる場合がございます。