QDT

歯科医師と歯科技工士がともに読むデジタルエイジの補綴専門誌

「QDT」は、「歯科医師と歯科技工士がともに読むデジタルエイジの補綴専門誌」。創刊以来、48年。とくに2000年代初頭からは「歯科医師と歯科技工士のコミュニケーションの重要性」に着目。補綴・修復治療の成功のためには、歯科医師と歯科技工士の「共通言語」が不可欠。「QDT」はそのために、歯科医師と歯科技工士がともに読める誌面づくりを実践。歯科医師、歯科技工士それぞれに向けた記事や、コミュニケーションの実例などを、つねに新鮮な著者陣に依頼。もはや、「QDT」は歯科技工士だけの雑誌ではありえない。「QDT」は、歯科医師と歯科技工士の役に立つ。

月刊、年12冊
1部定価:2,420円(本体 2,200円+税10%)

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弊社雑誌『ザ・クインテッセンス』『歯科衛生士』『Quintessence DENTAL Implantology』『QDT』他書籍にも掲載の治療テクニックが動画で閲覧可能になりました。より幅広いジャンルにわたって歯科情報をお届けする動画アプリ『QuintMobile』をぜひご利用ください。

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QDT

2024年10月号

  • 目次
  • 次号予告

MASTERPIECE
軟組織との調和を目指して

藤田一志

Guest Editorial
第152回 吸着義歯の継承と発展

山崎史晃

Feature article #1
『イノベーション・オブ・ラミネートベニア』出版記念企画:
前歯部ラミネートベニア形成デザインの分類とデジタルラミネートベニア症例紹介(後編)

大河雅之

Feature article #2
IOSのスキャン精度を補正するための一提案
スキャン範囲が広い天然歯ケースと複数インプラントケースのリポジショニング

島村亮平/監修:谷尾和正

インタビューと症例から探る若手臨床家のラーニングカーブ step ahead
No.177 椎名啓人

連載 BioFORe~生体機能的口腔再構築~
部分欠損症例への機能的かつ効果的技法
第4回(最終回) BioFOReの臨床ケース
竹内真人

連載 歯科における「明度」の再考
第4回 オペーカスデンティンと、シェードガイドの明度
小田中康裕

連載 院内歯科技工士がいる歯科医院にきく! 院内ラボ、どうしてる?
第2回 職人の技術を残しつつデジタルシステムを取り入れて効率化し、新人歯科技工士でも即戦力に
勝部義明

連載 QDT Beginners Manual for Dentist
リマージング
第2回 上顎中切歯のプロビジョナルレストレーション(後編)
~臨床例~
井上 謙

連載 QDT Beginners Manual for Dentist
ラバーダム防湿
第2回 前歯部
榊 航利

連載 QDT Beginners Manual for Dental Technician
プレスセラミックインレー製作
第4回 ダーキースポットと埋没材のクラック
赤坂政彦

連載 QDT Beginners Manual for Dental Technician
IOSデータからのジルコニアインレー製作
第4回 コネクターカット
市川晃平/鶴田悠樹/諏訪 遥/監修:熊木康雄

QUINTESSENZ ZAHNTECHNIK QZ DIGEST
2024, 4 岡部和幸

NEXT GENERATION 新鋭歯科技工士症例集
矯正歯科治療と結合組織移植術後の前歯接着ブリッジ
原 秀成

Topics & Information
Quint Web Site Topics Ranking

News & Topics
(公社)日本補綴歯科学会、第133回学術大会を開催 「補綴の未来、歯科の未来。“不易流行(変わらないもの、変えていくもの)”」をテーマに
編集部
本多正明先生、伊藤雄策先生
出版記念講演会開催
『ザ・プロビジョナルレストレーションズII』などの出版記念講演会が行われる 編集部

New Products Outlook

Meetings
Next Issue/From Editors


MASTERPIECE
五十嵐 智

Feature article #1
今ならこうする補綴設計 ─振り返りから学ぶこと─

佐藤洋司

 補綴設計には、欠損様式や残存歯数、また支台歯の動揺度や削除量、そして患者個人がもつ口腔内外の各種環境といった多くのパラメータが関与することに加え、それぞれの時代に応じて入手可能な各種材料の変化、また歯科界における常識・定説の変化までもが影響し、歯科医療人は各時点で最善の治療を試みることは当然ながら、その予後を振り返ってみると「今考えればこうしたほうが良かった……」「今ならば、この方法は採らなかった……」という思いにとらわれることも多い。エビデンスベースが志向される現代の歯科界ではあるが、上述のように多くのパラメータが関与する補綴の分野には経験者から学ぶ部分も多く、その機会を提供することが時代を映す商業誌としての役割であるとも考えられる。そこで本企画では、昨今執筆・講演多数の佐藤洋司氏(歯科医師・さとうデンタルクリニック)に、複数の症例をもとに自らの補綴設計を振り返っていただき、読者のスキルアップと臨床へのヒントを与えていただく機会としたい。

Feature article #2
咬合再構成におけるクロスマウントテクニックの有用性とその手技について
前編:クロスマウントテクニックとは

粟谷英信/藤尾 明

 口腔内で調整されたプロビジョナルレストレーションの情報を、最終補綴装置製作など次工程に正確に反映させるためのクロスマウントテクニック。本誌でもこれまで幾度となくクロスマウントテクニックを応用した症例は掲載されているため、クロスマウントというテクニックの知名度はある程度高いと思われる。しかし、その一方で、クロスマウントテクニック自体にフォーカスを当ててしっかりと紹介される機会は多くはなく、その考え方や手法を完全に理解して臨床に応用されている方は、その知名度に比して多くはないのではないかと推察される。そこで今回は、粟谷英信氏(歯科医師・姫路駅前グランツ歯科)と藤尾 明氏(歯科技工士・AXIA DENTAL TECHNOLOGY)の両名に、クロスマウントテクニックについて改めてご解説いただく。

※内容は変更となる場合がございます。