目次
はじめに
第1章 ブローネマルクシステムの原理
山本美朗
1.ブローネマルクシステムの概要
2.インプラントにおける骨接合の原理
3.ブローネマルクシステムと外科解剖
4.インプラントにおける口腔外科手術の原則
第2章 インプラント周囲の軟組織
Henry H.Takei
1.上皮組織
2.結合組織
第3章 診断と治療計画
山本美朗
1.全身的評価
2.X線写真による診査
第4章 術前の準備1
山本美朗/大須賀幸子/阪本栄一
1.手術室の管理
2.患者の管理
3.術者の手指の消毒
4.滅菌ガウンと滅菌手袋の着用
5.使用器具の消毒
6.フィクスチャー、ドリル類の準備
7.術後処置
第5章 オッセオインテグレーションを補完する手段としての
水平的・垂直的骨再建術
Sascha A.Jovanovic
1.インプラントによる修復の審美と機能を最大限に発揮するための骨再建術
2.顎堤再建部位における手術式
3.骨移植の材料
4.チタン強化型非吸収性膜による垂直的な骨再生
5.吸収性の人工膜
6.患者と手術部位による合併症
7.骨誘導蛋白質の単独使用とバリアとしての人工膜との併用
第6章 上顎洞底挙上術(サイナスグラフト)
山本美朗/河津 寛
1.サイナスグラフト(sinus graft)の目的
2.適応症
3.SIM/Plant TMによるサイナスグラフトのシミュレーション
4.手術手技
5.症例
第7章 静脈内鎮静法
山本 美朗
第8章 一次手術(フィクスチャーの埋入)
山本美朗
1.麻酔
2.切開
3.剥離操作について
4.フィクスチャーの埋入
5.縫合と低圧持続吸引
6.投薬
7.食事の管理
8.個人バイトブロックの製作
第9章 二次手術(アバットメントの連結)
Henry H.Takei
1.審美的部位
2.非審美的部位
3.2回法による手術方式
第10章 インプラント補綴のバイオメカニクスと咬合様式
岩田健男
1.インプラント補綴とバイオメカニクス
2.インプラント補綴と咬合様式
第11章 インプラント補綴・術式とインプラント技工
河津 寛/法月謙市
アクセスホールの修正法
1.フィクスチャーに対するアクセスホールの角度を直接変更
(最大約14°までの角度変更が可能)し開口部を移動する方法
2.カスタムメイドコーピングとラテラルスクリューによる固定法
A.単独歯欠損症例:上顎前歯部
B.単独歯欠損症例:下顎臼歯部
C.部分欠損症例:上顎前歯部
D.部分欠損症例:上顎前歯部
E.部分欠損症例:下顎前歯部
F.部分欠損症例:下顎臼歯部
G.部分欠損症例:下顎臼歯部
H.多数歯欠損症例:下顎12本
I.多数歯欠損症例:下顎6本
J.多数歯欠損症例:上顎12本、下顎6本
第12章 外傷後症例、下顎骨切除後および上顎の著名な顎堤萎縮
した症例に対する腸骨移植後のインプラントによる口腔
機能回復
山本美朗
1.外傷症例
2.腸骨移植症例
第13章 インプラント治療におけるメインテナンス、咬合とプラ
ークコントロール
大須賀 幸子/河津 寛
1.O.H.I.(Oral Hygiene Instruction)
2.メインテナンスにおける留意点
3.患者によるクリーニング
4.歯科衛生士によるクリーニング
5.咬合のチェック
6.リコール時期
第14章 インプラント周囲炎の診断と治療
Sascha A.Jovanovic
1.発症率
2.発症原因
3.インプラント周囲組織の破壊の診断
4.失敗したインプラントの撤去
5.インプラント周囲炎の初期治療
6.インプラント周囲炎に対する外科的手法
7.術後の管理
第15章 合併症
嶋田 淳/河津 寛
1.手術時合併症
2.補綴物装着後の合併症
3.補綴物の動揺
4.ゴールドスクリュー、アバットメントスクリューの破折
5.補綴物の破折
6.フィクスチャーの破折
7.その他
索引
付録:CD-ROM