目次
第1章 コーチングへのプロローグ
1 人は思いどおりにならないもの
2 スタッフにギャップ(思いどおりにならない)を感じるとき
3 人材育成とは、期待と現状のギャップを縮めていくこと
4 院長はスタッフの現状に満足していてはならない
5 院長はスタッフのギャップを発見あるいは創らなければならない
6 ギャップは指摘するだけでは縮まらない
7 ギャップを感じることと縮めることは別
8 「指示中心型」の指導には限界がある
9 スタッフの返事""はい""を""できる""と勘違い
10 「指示中心型指導」から「コーチング(学習支援・促進型指導)」に変えてみよう!
第2章 コーチング(学習支援・促進型指導)の意味とネライ
1 コーチ(Coach)の語源は「馬車」の意
2 コーチングはスタッフの自律学習を重視する
3 「学習」が人を変える!
4 学習効果の高い経験を積ませる
5 偶然ではなく意図的に学習させる
6 自分で考えて実践(試行錯誤)することが重要!
7 コーチング(学習支援・促進型指導)のメリット
第3章 コーチングを実践するときの枠組みとコーチの役割
1 スタッフ自身に「どうなりたいか」「どうすればなれるか」を考えさせる
2 コーチングの枠組み──学習に必要な3つのステップ
3 コーチングの事例(1)──よい点を指摘し学習意欲を高める
4 コーチングを図式化してみると……
5 コーチングの事例(2)──受付応対業務編
6 コーチングの事例(3)──資料づくり編
7 コーチの役割(1)「学習を支援する」とはスタッフの課題形成を行うこと
8 コーチの役割(2)「学習を促進する」とはスタッフを動機づけること
9 スタッフの動機づけ──その(1)外発的動機づけ
10 スタッフの動機づけ──その(2)内発的動機づけ
11 指導者が強制的に変化を創り出す──マンネリから抜け出させる
12 スタッフの最終ゴールは「自律したスタッフ」になること
第4章 コーチングで自律したスタッフを育成する
1 3つのタイプの""仕事""の違い
2 定型的な仕事とそのコーチングのポイント
3 改善的な仕事にはどんなものがあるか?
4 改善的な仕事のコーチング(課題形成)のポイント
5 改善的な仕事のコーチング(課題形成)事例
6 革新的な仕事へのアプローチこそコーチングが必要!
7 革新的な仕事のコーチング(課題形成)事例1
8 革新的な仕事のコーチング(課題形成)事例2
9 コーチングで自律したスタッフに導く
第5章 スタッフを伸ばすコミュニケーションスキル
1 フォローに必要な「承認」のスキル-1
学習を促進するためにはスタッフに対するフォローが重要!
2 フォローに必要な「承認」のスキル-2
指導者はスタッフの「承認されたいという欲求」を満足させる
3 フォローに必要な「承認」のスキル-3
理解者になるためには「話し合い」が重要!
4 共感・理解する聴き方のスキル-1
積極的傾聴で""承認の欲求""を満足させる
5 共感・理解する聴き方のスキル-2
聴く順番は共感・理解→アドバイスの順で行う
6 共感・理解する聴き方のスキル-3
スタッフのおかれている状況や気持ちを理解する
7 共感・理解する聴き方のスキル-4
上手に聴く技法──言葉によるフィードバック
8 問いかけて学習を促進するスキル-1
指示と問いかけに対するスタッフの受け止め方の違い
9 問いかけて学習を促進するスキル-2
問いかけを行う場合の3つの留意点
10 問いかけて学習を促進するスキル-3
院内で実践したい問いかけのパターン
11 評価する(褒める)スキル-1
褒める行為は承認すること
12 評価する(褒める)スキル-2
褒めるポイント(1)──具体的に何がどのようによいかを伝える
13 評価する(褒める)スキル-3
褒めるポイント(2)──客観的な尺度に照らし合わせて伝える
14 評価する(褒める)スキル-4
褒めるポイント(3)──すべてのスタッフに平等に行う
15 評価する(褒める)スキル-5
褒めるポイント(4)──褒めるタイミングを逃さない
16 評価する(褒める)スキル-6
褒めるポイント(5)──人前で褒める、事例発表で褒める
17 叱り方のスキル-1
「叱る」とは、考え方や行動を改めさせる行為
18 叱り方のスキル-2
「怒る」と「叱る」の違いを知る
19 叱り方のスキル-3
基準をもって根気強く行う
20 叱り方のスキル-4
「叱る」場合の5つの留意点
イラスト:伊藤 典