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  • PRD YEARBOOK 2022
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    PRD YEARBOOK 2022

    歯周組織再生療法と硬・軟組織増生
    著者: [主席編集] 岩田健男 [主席編集] 山崎長郎 [主席編集] 和泉雄一
    A4判変型 / 200ページ / 2022-08-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0894-7
    定価 7,480円(本体 6,800円+税10%)
    クイントコード:18540
    モリタコード:208040878
    Cortellini、Fradeani、Urban、Tarnowら、歯科界オールスターが勢ぞろい!
    2021年英語版PRDに掲載された論文の中から、13名の著名編集委員が精査した「ペリオ」「補綴」「外科」「インプラント」「新材料・テクニック」分野の注目10論文を全文翻訳掲載。今年のPRDはCortellini、Fradeani、Urban、Tarnowら、歯科界オールスターが勢ぞろい! さらに日本版ページでは「世界最新テクニック&マテリアル」と題し、今注目の歯周組織再生療法およびインプラント治療における生物学的製剤の文献的・臨床的評価を特集した。

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評者:水上哲也(福岡県・医療法人 水上歯科クリニック)

 膨大な情報が溢れる現代において必要な情報をダイジェスト的に解説されたものがもてはやされるのは,歯科界においても必然の流れである.私たちはより短いページ数で,より短時間で,そしてより効率よく情報を得ることを求めている.

  このような時代背景のなかで,6年前に2ヵ月に一度発刊されていた日本語版PRDが廃刊されて寂しく感じたのは私だけではなかったはずだ.歯科臨床に携わる人々にとって,臨床の最先端の情報を示すものとして非常に価値ある学術雑誌であることは言うまでもなかったからである.
 しかしながら現在,このPRD YEARBOOKはダイジェスト版として新たな価値を生み出している.私見ではあるがその理由を述べさせていただくと,まずはじめに日本の著名な臨床家がそれぞれの分野において1年間の間に出された論文のなかでどの論文を特に重要と考え,選出しているかがわかることである.そしてその選ばれた論文は一般の臨床医にとってどの情報が重要であるかを正しく示すものであること,そしてなおかつその内容をわかりやすくまとめてあるばかりでなく,優れている点や評価すべき点を編者が正しく評価し読者に伝えていることだ.結果としてオリジナルの論文と同等,もしくはそれ以上の価値を生み出しているように感じられる.
 今年もそれぞれの分野において新鮮で刺激的な情報が提供された.多くは過去に提案された独創的なアイデアを敷延したものであったり,ディシジョンツリーとして治療術式の選択に役立つものであったが,年々進化する内容は目が離せないと感じられた.個人的に特に興味を惹かれたものは,より低侵襲な術式,あるいは不快症状の少ない術式の提案である.Cortelliniによる低侵襲な歯冠長延長術はその概念を見直す斬新なアイデアである.そもそも個体差があり,ばらつきの多い骨縁上付着組織の幅を平均値ですべての症例に当てはめることは不必要な侵襲につながる懸念があったが,そのことを大きく改善するための斬新な考えであり,長期の経過を待って臨床に取り入れたいと感じた.また,Stefaniniによって示された骨膜上の筋繊維を取り除くことで口腔前庭が浅くならないという事実は,なるほどと感じさせられた.一方で,Steigmannによって示されたMucosal Detachment Techniqueは,以前Hom-Lay Wangによって提唱された骨膜ポケットテクニックをさらに改良したものであると思われたが,トラブルの多い骨膜を残しての部分層弁の形成において特殊な器具を開発して安全な術式としたことが斬新であった.
 筆者にとって,このPRD YEARBOOKは毎年拝読するのが楽しみな雑誌である.初めて読む方はきっと過去のバックナンバーも見たいと感じるに違いない.そしてこのようなすばらしい学術雑誌において毎年論文を選出,解説されている編者の先生方に敬意を表したい.

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