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  • 最新IRPD  インプラントパーシャルデンチャーの実践
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    最新IRPD
    インプラントパーシャルデンチャーの実践

    著者: [編著] 大久保力廣 [著] 鈴木恭典 [著] 佐藤洋平 [著] 新保秀仁 [著] 白井麻衣
    A4判変型 / 172ページ / 2022-11-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0911-1
    定価 11,000円(本体 10,000円+税10%)
    クイントコード:18660
    モリタコード:208040891
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    部分欠損で悩む患者のQOLを高めることができるIRPD!
    インプラントの強固な支持能力が従来のパーシャルデンチャーの安定性や機能性を一変させる可能性を秘めているインプラントパーシャルデンチャー(IRPD)。このIRPDに関する最新の技術やエビデンスを整理し、IRPDの設計・術式・アタッチメントの選択などについて指針を示す。また、コストや治療期間、将来の変化を意識したIRPDの考え方と、実際の術式や、インプラントを用いた欠損歯列の改変法について多数の症例を交えて解説する。

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評者:谷田部 優(東京都・千駄木あおば歯科)

 このたび,鶴見大学歯学部有床義歯補綴学講座の大久保力廣教授が編著者となり,同教室の教官によってまとめられた『最新IRPD インプラントパーシャルデンチャーの実践』が上梓された.同種の書籍は,すでにいくつか発刊されているが,本書は大学発の初めてのIRPDに関する書籍で,理論とデータに基づかれた説得力のある臨床書籍である.本書は,IRPDを「やってみたい!」,「すでにやっている」,「やるつもりはない」といった欠損補綴を行うあらゆる層の臨床家に,是非とも読んでいただきたい書籍である.
 これからIRPDをやってみたい!と思うきっかけは,義歯の動きをコントロールできずに義歯の離脱や破折を繰り返す患者で,ここにインプラントがあったらと思う症例に遭遇したときであろう.本書では,IRPDの「メリットとデメリット」「適応症例と不適応症例」「埋入位置や本数」「治療のフロー」が,初学者にもわかりやすく,丁寧に解説されている.とくに「治療のフロー」では,シミュレーションからオペ,IRPD設計までの一連の流れが,多くの写真で示されているため,治療の流れをイメージしやすい.
 すでにIRPDを手がけている臨床家にとっては,さまざまなアタッチメントの利点や欠点のまとめや,近年技術発展のめざましい口腔内スキャナを用いた光学印象やガイドサージェリー,CAD/CAMや積層造形などデジタルの活用が参考になる.筆者が興味を持ったのは,大久保教室が得意とする部分床義歯の構造設計の概念が本書籍を通して,随所に見られることである.とくに,アタッチメント周囲での義歯の破折に悩まされた経験がある臨床家は少なくないだろう.大久保教室の構造設計は,臨床のヒントが満載である.また,継続管理中の義歯のトラブルへの対応も詳しく書かれている.
 IRPDをやるつもりはないと思っている臨床家にもお勧めしたい理由がいくつかある.インプラントの信頼性が高くなっている現在,欠損補綴の第一選択は,インプラント固定性補綴であるともいわれている.ただ,超高齢社会で,今後インプラントの追加埋入ができない患者が増えてくるのはまちがいない.また,すれ違い咬合など,難症例とよばれる欠損型になりそうな患者もさらに増えてくるだろう.欠損が拡大した場合に,すでにあるインプラントをいかに利用して,義歯に取り込んでいくかを知っておくことは,臨床の幅をまちがいなく広げる! 本書は,固定性から可撤性に移行するポイントについてもわかりやすく解説している.
 部分床義歯の安定と機能を大きく改善できるIRPDは,部分床義歯の患者満足度を上げるための救世主であるといっても過言ではない.本書には,さまざまなケースにIRPDを応用した症例も多数提示されている.是非,本書を活用して,患者満足度の高いIRPDを製作していただきたい.

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