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  • ZYGOMATIC IMPLANTS 日本語版
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    ZYGOMATIC IMPLANTS 日本語版

    The Anatomy-Guided Approach
    著者: [著] Carlos Aparicio [訳] 安藤正実
    A4判変型 / 284ページ / 2023-03-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0933-3
    定価 24,200円(本体 22,000円+税10%)
    クイントコード:18870
    モリタコード:208040919
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    ザイゴマインプラント治療のすべてがわかる!
    本書は、ザイゴマインプラント治療の豊富な経験をもつ臨床家Carlos Aparicioによる『ZYGOMATIC IMPLANTS The Anatomy-Guided Approach』の翻訳書。著者が改良したBrånemark教授によるプロトコルの共有に加えて、起こりうる合併症やその解決方法などを臨床写真とともに解説する。そのほか、埋入のための外科ガイドや頬骨解剖学誘導アプローチ(ZAGA)なども紹介。著者の20年以上の臨床経験が反映されており、ザイゴマインプラントの明確な治療方針の確立に役立つ1冊である。

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評者:細川隆司(九州歯科大学口腔再建リハビリテーション学分野)

 ザイゴマインプラントで著名なDr. Aparicioによる名著,『ZYGOMATIC IMPLANTS』の日本語版がようやく出版された.本書のサブタイトルに由来するZAGAコンセプトとはZygoma Anatomy-Guided Approachの頭文字を取った造語であり,直訳すると「解剖学的な特性に沿ったザイゴマインプラントの治療アプローチ」を意味している.ザイゴマインプラントは20年以上使用され,多くの臨床研究では良好な結果が示され,高度な骨吸収を示す上顎無歯顎症例で有効なことは認識されている.しかし,副鼻腔炎などの併発症や手術時のトラブルなども報告され,侵襲やリスクが大きな術式として捉えられてしまい,批判的な意見も少なくなかった.しかし,それを見事に覆し世界中で高い評価を受けたのが本書である.
 著者らは,高度な骨吸収を示した上顎無歯顎症例に対して,ザイゴマインプラントを患者の解剖学的特性に合わせた術式で用いれば,大がかりな骨移植やそれにともなう大きな侵襲なしに,短時間でスクリュー固定の上部構造を装着でき,実際は極めて低侵襲な術式といえること,また,適切な診断と術式選択,周術期管理を行えば,極めて安全・確実な治療アプローチであることを丁寧に,かつ科学的根拠に配慮して解説している.この科学的根拠を重要視する背景には,Dr. Aparicioがイエテボリ大学に在籍していたことが大きく影響していると思われる.実際,本書ではLars Sennerby博士が執筆協力しており,Tomas Albrektsson博士が序文を執筆していることも注目に値する.本書は,背後にある理論的根拠,解剖学的および生体力学的事項,画像診断,副鼻腔への配慮,禁忌,補綴学的考慮,合併症の管理など,ザイゴマインプラントに関する基本事項をすべて網羅している.この本は,ザイゴマインプラントに取り組む臨床医だけでなく,批判的な立場の臨床医にこそ読んでいただきたい名著である.
 訳者の安藤正実先生とは,10年以上前にリスボンのCLINICA MALOで偶然出会って以来の知己であるが,現在は東京でZAGAセンターを運営されており,訳者としては最適であろう.Dr. AparicioのZAGAセンターはスペインのバルセロナにあるが,スペイン語でzagaとはどういう意味かご存知だろうか? zagaとは,後ろ,最後の守りという意味であり,サッカーではセンターバックをzagaと呼んでいるらしい.まさにザイゴマインプラントは,骨吸収が顕著な上顎無歯顎において,患者のQOLの維持,向上を図るうえでの最後の手段,堅固な守りとも思える.これまで,やや異端視されてきたザイゴマインプラントに関して,本書によって,患者個々の解剖学的特性に合わせた術式選択や,安心・安全な手術,適切な周術期管理などの正しい理解が深まり,インプラントを諦めていた患者の一人でも多くの機能回復とQOL向上につながることを祈りたい.

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