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  • インプラント撤去完全マニュアル
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    インプラント撤去完全マニュアル

    基本的なケースから,骨削除が必要なケースまで
    著者: [著] 佐々木匡理
    A4判変型 / 108ページ / 2023-07-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0953-1
    定価 9,900円(本体 9,000円+税10%)
    クイントコード:19070
    モリタコード:208040951
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    さまざまな形状・性状のインプラント体を迷わずに撤去できるように
    基本的なケースから、骨削除が必要なケースまで、インプラント治療にかかわるすべての歯科医師が、さまざまな形状・性状のインプラント体を迷わずに撤去できるように、臨床に役立つ情報を整理。インプラントの形態別の撤去法、インプラントにトラブルが起きた際の撤去法、撤去後のリカバリーについて、45症例+術中Movie 14本を掲載。中空タイプ、スレッドが深いタイプ、樽型タイプ、貫通孔を有するタイプなどへのアプローチも。

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【オンデマンド版について】


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評者:青井良太(あおいデンタルクリニック・麻布十番ペリオインプラントセンター)

 インプラント「埋入」の書籍は数多くあるが,インプラント「撤去」に徹した書籍はほとんど初めてではないだろうか.著者の佐々木匡理先生は大学の同期で,まさか彼の書評を書くことになるとは思わなかった.私なりに熟読したところ,歯科医師として多くを考えさせられる1冊であった.冒頭で「インプラント治療に携わる歯科医師は『インプラント撤去』と無関係ではいられなくなっている」と述べられているが,まさにそのとおりといえよう.
 本書は症例ごとにきちんと資料がとられており,撤去となった原因が考察されている.著者の経歴を見れば日本一インプラントを撤去しているのだろうと予想はつくが,インプラントの形状や種類・除去器具についてのプロトコルがしっかりまとめられ,各章ごとにポイントが示され,わかりやすい.さらに特筆すべきは,QRコードで撤去時の14症例の動画を閲覧できることである.
 PART1のCHAPTER1ではインプラントの撤去の適応症・非適応症について,9つのカテゴリーに分けて解説.CHAPTER2ではインプラント体の形状によるタイプ分けと動揺の有無により,除去器具を選択するディシジョンツリーが掲載.
 PART2はインプラント撤去編で,①歯根タイプ,②ブレードタイプ,③自家製・骨膜下・ザイゴマタイプの撤去に関して掲載(動画あり).除去することを前提にインプラントを埋入する先生はいないと思うが,もし自分が埋入したインプラントが何らかの理由で除去しなければならなくなった場合,安全に撤去できるインプラント体を選択しなければと考えさせられる.
 PART3は,各トラブルへの対応で,インプラント撤去窩への自己多血小板フィブリンゲルの応用や,上顎洞迷入によるインプラントの撤去について書かれている.sinus floor elevationで盲目下にシュナイダー膜を挙上するcrestal approachを行った際,穿孔に気づかずそのままインプラントを埋入することで,上顎洞内にインプラントを迷入させてしまう事例を耳にする.lateral approachを習得していればその場でリカバリーできるのだが,技術や知識が未熟な術者によるインプラント治療は,必ずしも患者が恩恵を受けるわけではないことを改めて考えさせられる.
 PART4では,インプラント撤去後のリカバリーのために「インプラント撤去時にできるだけ低侵襲な撤去を行い,周囲骨の削除も最小限にとどめることが重要」と記している.再度インプラントを埋入できるように,また義歯での対応も含め,欠損形態を考慮した撤去を行っている.
 インプラント撤去は,本書の臨床症例45ケースと,インプラント撤去のためのQ&Aを併せて読むことで明確に理解できるだろう.インプラントを撤去しなければならない不幸な運命に陥った際には,本書が患者と撤去する先生の有効な手助けになることはまちがいない!

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