“口腔の健康を生涯守る時代”の歯科臨床総合誌
月刊ザ・クインテッセンスは、「“欠損主体の時代から口腔の健康を生涯守る時代”の歯科臨床総合誌」へと生まれ変わって11年目を迎える。2024年は「アドバンステクニック論文」、「少子超高齢社会対応論文」、「医院総合力アップ論文」の3大特集をはじめ、バラエティに富んだ多数の連載を中心に、臨床に直結するコンテンツを強化し、ビジュアルにお届けする。かかりつけ歯科医・専門医にとって必読の歯科臨床総合誌。
月刊、年12冊
1部定価:2,970円(本体 2,700円+税10%)
●特集1
健全な永久歯列完成のために,このとき,ここを診る,これをやる(前編)
権 暁成
●特集2
患者のライフステージを考慮した歯周治療
人生100年時代の包括的歯科臨床とは
第2回:中年期編
監修:神山剛史/斎田寛之/関根 聡
執筆:工藤 求/竹中宏隆/長嶋秀和/楠 公孝/田中真喜/安藤正明/後藤弘明/水上哲也
●特集3
咬合再構成におけるデジタル応用を考察する
谷尾和正
●巻頭企画
巻頭ATLAS スマホ動画で学ぶ! 精度を上げる治療手技
[87] フロアブルレジンの表面張力を活用した
kyu-shu techniqueの隔壁形成
吉成宏陽
●連載:時代をつかむTOPICS
Meal for Healing
“創傷治癒”の観点から外科手術後の食事を考える[24]
食品と薬剤の相互作用を考える
久世香澄
Literature Overseas
EBMの時代,知っておきたいこの文献
ー私が感銘を受けた文献からー[16]
矯正歯科治療の真の必要性について考えさせられる論文
加治彰彦
Overseas 海外便り
ハノイ発
マーケットが拡大し国際色豊かなベトナムの歯科事情とは
杉森智明
●Around30から知りたい,じっくり学べる
連載
矯正歯科治療のグランドビジョン
ワイヤー矯正とアライナー矯正の比較検証
第2回 ワイヤー矯正とアライナー矯正の診断における違い
任 剛一/五十嵐祐二/髙井基普
連載
日常臨床の疑問に答えます!
Q&Aで紐解くヨーロッパ歯周病連盟のガイドライン
歯周炎ステージⅠ・Ⅱ・Ⅲを徹底解説
第7回 フラップ手術,切除療法
執筆:呉 圭哲
監修:清水宏康/星 嵩
連載
精神科医が教える
自分とスタッフのこころを守るクレーム対応テクニック
第3回 度重なるクレームで,スタッフがまいってしまった患者さん
スタッフを守りつつ,クレームに対応するには
執筆:江間彩子/協力:江間秀明
連載
切らないペリオ,切るペリオ
歯周治療を成功に導くエビデンスと臨床手技
切らないペリオ編(その2)
第3回(最終回) サポーティブペリオドンタルセラピー
岩野義弘
●隣の若手は何する人?
連載:MY FIRST STAGE
自家歯牙移植により,臼歯部咬合支持の回復を図った1症例
岩渕義之/コメント)須貝昭弘
連載:MY FIRST STAGE
インプラント治療と矯正歯科治療により咬合再構成を行った1症例
諸隈正和/コメント)亀田行雄
●今イチオシの海外論文
WORLD ARTICLE
乳頭の退縮をともなう単独の歯肉退縮に対するトンネル型歯冠側移動術
原著)Shayan Barootchi/Lorenzo Tavelli
翻訳)藤中達哉/船登彰芳 解説)船登彰芳
FROM INTERNATIONAL JOURNALS
Prev/epide 口腔の健康と認知症にかかわる医療費との関連:日本人高齢者を対象とした縦断研究
白木 光/安細敏弘
FROM INTERNATIONAL JOURNALS
Prev/epide 歯周病と糖尿病合併症を併発する患者の共通リスク因子
梁 洪淵/岡田彩子/野村義明
Reading Matters
私の道具箱
とろり緑茶
米永一理
医局紹介:研究プロジェクトの精鋭たち
福岡歯科大学咬合修復学講座有床義歯学分野
都築 尊
STUDY GROUP紹介:臨床の現場を支える仲間たち
一水会
山下貴史
COLUMN/Another Side
簡潔を極めた言葉の巧みと凄み
松島正和
Quint Short Library
高木幸人/湯浅秀道/山﨑長郎/沼部幸博/浦野 智/濱田泰三
●Quint Information
REPORT
第34回日本歯科審美学会学術大会
品川淳一
NEWS Q ——歯科界の最新ニュース
学会情報
3月~5月の研修会情報
DENTAL PRODUCTS INFORMATION
クイント求人広告
次号予告/編集後記
特集1 座談会
自家歯牙移植の現在地と未来
いま,あらためてその可能性を考える
泉 英之/平井友成/斎田寛之/月星太介
欠損補綴の1 オプションとしてインプラント治療は確実な地位を築いているが,一方で昨今のインプラント周囲炎などの問題もあり,現在,「歯の移植・再植」が再注目されてきている.本座談会では,斯界を牽引する先生方に登場いただき,それぞれが考える歯の移植・再植の可能性などを含めて,読者の明日の臨床への示唆となるようにディスカッションしていただいた.
特集2
再生療法における新たなアプローチ
前編:FGF- 2 製剤と骨補填材を併用した挑戦
高山真一
塩基性線維芽細胞増殖因子を用いた歯周組織再生製剤(FGF- 2 製剤:リグロス)が誕生して今年で8 年目となる.本稿では,リグロス単独使用症例に加え,骨補填材との併用症例を供覧し,その応用可能性について考察する.また,後編では歯根端切除術や歯周形成外科,歯の再植に用いた症例など,幅広い分野で応用した症例について報告する.
特集3
健全な永久歯列完成のために,このとき,ここを診る,これをやる(後編)
権 暁成
小児の口腔内は,成長にともない大きく変化する.発育段階やその時の口腔内の状況を見守りながら,適切な対応を適切なタイミングで行うことが求められる.本企画では,「健全な永久歯列の完成」をゴールとし,そのゴールに向かって,各年齢で口腔内の何をチェックし,何を行うべきかを解説する.後編では永久歯萌出期~混合歯列期~永久歯列完成期について解説していく.
*掲載内容は変更となる場合もあります.