学会|2026年10月19日掲載

ダイレクトプリントアライナーの導入事例を共有

第1回「DFA Start Summit in 東京」開催

第1回「DFA Start Summit in 東京」開催

 さる10月17日(土)、東京コンファレンスセンター・品川(東京都)において、第1回「DFA Start Summit in 東京」(株式会社フォレスト・ワン主催)が開催され、歯科医師や歯科技工士ら約100名が参集した。

 本サミットでは、2025年11月に国内販売が開始された歯科矯正用レジン材料「Direct Flex Aligner(DFA)」を用いたダイレクトプリントアライナーについて、ユーザーらが導入事例や症例を報告した。

 午前は、大谷 陸氏(東京都勤務)が、設計・製作の時期を院内で管理できる利点や、遠方の歯科医院との連携による遠隔診療への活用事例を紹介した。田中 雅氏(東京都勤務)は、ワイヤー矯正治療後の後戻り症例や歯周基本治療後にDFAを用いたアライナーで治療した症例を紹介した。続く真鍋智宏氏(福岡県開業)は、熱成形によるアライナー製作工程と比較し、ダイレクトプリントによる工程の削減について説明した。また、スタッフとの役割分担や1回のアポイントあたりにおける収益面の利点について解説した。

 午後は、同社歯科技工士の須藤智之氏が設計ソフトの対応OSや費用、機能について説明し、会場後方ではDFAを用いて実機で造形したアライナーの後処理体験会も行われた。続いて、石川宗理氏(千葉県開業)は、導入に慎重な立場から、小児症例や治療後の後戻りの症例にダイレクトプリントアライナーを用いた経験を報告した。また、段階的な導入方法として、まずはプリント代行サービスを活用し、手持ちの設計データからアライナーを作製してみることも選択肢の1つとした。上里 聡氏(香川県開業)は、2024年には設備費用や製作の手間などから慎重な導入を勧めていたが、現在は低価格化・小型化が進み、前向きに検討すべき段階になったとの見解を示した。一般歯科医院での導入にあたっては、適切な診断と症例選択、患者のコンプライアンスを支える継続的な支援の重要性を強調した。

 最後の質疑応答では、スタッフへの作業移管や造形時の設定などについて会場から質問が寄せられ、登壇者が自身の経験を交えて回答した。

 なお、きたる2027年4月15日(木)に第2回DFA Start Summitが大阪において開催予定である。

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