学会|2026年10月20日掲載
「歯科臨床の新しい未来はパラデンタルと共に」をテーマに
日本顎咬合学会関東甲信越支部、2026年度学術大会を開催
さる10月18日(日)、コングレスクエア日本橋(東京都)において、日本顎咬合学会関東甲信越支部2026年度学術大会(吉田拓志支部長、金沢紘史理事長)が「歯科臨床の新しい未来はパラデンタルと共に」をテーマに開催され、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士ら約340名が参加し盛会となった。
本学術大会は、支部長の吉田拓志氏(東京都開業)による開会挨拶、日本顎咬合学会理事長の金沢紘史氏(東京都開業)による挨拶で幕を開けた。
午前は4ホールに分かれて講演、テーブルクリニックが行われた。ホールDでは、神山剛史氏(埼玉県開業)、寺尾 豊氏(新潟県開業)の座長の下、湯口晃弘氏(北海道開業)と尾野 誠氏(京都府勤務)がそれぞれ講演。湯口氏は「多数歯歯肉退縮に対し歯肉周囲組織再建を行った術式の提案」と題して登壇し、歯肉退縮に対するさまざまな術式の変遷を紹介するとともに、氏が考案した“Bottom-up Suturing Approach”の実際について解説した。
つづく、尾野氏は「歯肉退縮量の異なる複数歯歯肉退縮に対する新しいアプローチ」と題して登壇し、氏が考案した“Shifted Access incision Tunnel Technique(SATT)”を紹介。本法は2段階の縫合アプローチであり、これを用いることで退縮量の大きい部位への張力の集中を軽減できるとした。なお、尾野氏は現在ザ・クインテッセンス誌にて「根面被覆術――現代の解釈と臨床」を連載中。
午後は講演のほか、5名の演者による会員発表も行われ、発表後の質疑応答では活発な議論が交わされていた。その他、企業展示やランチョンセミナーも賑わいを見せた。本学術大会のテーマのとおり、歯科医師向け、歯科技工士向け、歯科衛生士向けのセッションが繰り広げられ、パラデンタルとともに学ぶことができる1日となった。
なお、日本顎咬合学会はきたる2027年6月12日(土)、13日(日)の両日、東京国際フォーラム(東京都)にて金沢紘史大会長の下、45周年記念大会を開催予定。会員以外の参加も可能とのことで、本学会のさらなる躍進に期待したい。