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アリルスルファターゼ活性検査(滲出液)

【読み】
ありるするふぁたーぜかっせいけんさ(しんしゅつえき)
【英語】
examination of arylsulfatase activity in gingival crevicular fluid
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】多形核白血球のライソゾーム酵素であるアリルスルファターゼ活性を歯肉溝滲出液中において検索する。
【意義・目的】歯周ポケット局所における炎症の状態を客観的に評価するために、歯周ポケット内に滲出している多形核白血球のライソゾーム酵素である本酵素の活性を測定する。
【検査法】通常、濾紙に歯肉溝滲出液を滲み込ませたものについて、その液量や酵素活性を測定し単位時間当たりの値で比較する。歯肉溝滲出液の採取方法については、歯肉溝滲出液の項を参照のこと。酵素活性は比色法によって測定する。すなわち、ニトロカテコール硫酸と反応させることによって遊離されるp-ニトロカテコールの濃度を分光光度計にて測定し、あらかじめ既知の濃度のp-ニトロカテコールにて作成した標準曲線と比較してその量を求める。