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1軸回転方式パノラマ撮影法

【読み】
1じくかいてんほうしきぱのらまさつえいほう
【英語】
panoramic radiography with one fixed center of rotation
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】固定1軸、パントモグラフィ、ロタグラフィ
【定義】固定されたX線管球よりX線ビームが照射されるが、管球の前にある金属性スリットにより絞られた幅の狭いビームとなる。そのビームに対して、被写体(歯列弓)と、それに対応して設置される歯列弓に相似して彎曲したフィルムとが同一回転速度で、同期して反対方向に回転し、歯ならびに顎骨を描出する撮影法である。
 歯列弓を1つの円弧と考えたもので、最近のパノラマX線装置の中には被写体を固定し、X線管球とフィルムを対向して回転しこの1軸回転方式を応用したものがある。
 1949年Paateroによって考案された方式で一連の断層方式の原型であり、欠点を改善するため2軸や3軸変換方式、軸連続移動方式が開発された。