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齲蝕活動性試験

【読み】
うしょくかつどうせいしけん
【英語】
caries activity test
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】齲蝕感受性試験
【定義】齲蝕活動性試験とは、ある観察時点において、個体が齲蝕に罹患しやすいかどうか、またはすでに齲蝕に罹患している歯の齲蝕進行性を判定しようとする試験法をいう。
【種類】齲蝕の発生が、宿主および歯の齲蝕感受性、口腔内微生物(齲蝕原因菌)および食餌性基質(特に糖質)の三大主要因子が相互に関与するとすれば、これらすべての因子を含めた齲蝕活動性の試験法が必要であるが、現在のところ開発されていない。
 一般的に、(1)唾液を検体とする試験法:乳酸菌算定試験、カルシウム溶解性試験、比色検査法、唾液緩衝能試験、グルコースクリアランス試験、唾液流出量試験などがある。(2)歯垢を検体として用いる試験法:Swab test、Cariostat、pHの変動測定など。(3)歯を検体とする試験法(齲蝕抵抗性試験法といわれている):enamel biopsyなどがあり、歯質の耐酸性やフッ素料などを測定する。前者にセルロース・アセテートディスク法など、後者に酸エッチング法などがある。
【所要条件】(1)臨床所見と得られた結果との相関性が高いこと。(2)実施が迅速にでき、しかも容易であること。(3)理論的な根拠によること。(4)費用がやすいこと。
【結果・評価】個人に対しては、個人差が大きくあらわれることから正確さが欠けるが、集団の比較には十分利用することができると考えられている。