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LDH活性検査(滲出液)

【読み】
えるでぃーえいちかっせいけんさ(しんしゅつえき)
【英語】
examination of lactate dehydrogenase activity in gingival crevicular fluid
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】歯肉溝滲出液中のlactate dehydrogenase(LDH)活性を測定する。
【意義・目的】LDHは細胞質における嫌気的条件下での解糖系の酵素であり細胞破壊の際に産生される。したがって、歯肉溝滲出液中のLDH活性を測定することは歯周疾患局所における組織破壊の程度を客観的に把握する生化学的指標として有用である。
【検査法】LDHはBergmeyer and Berndt の方法を用いて測定する。すなわち歯肉溝滲出液にLDHの補酵素であるNADH2と基質であるピルビン酸を添加して反応させ、340nmの吸光度でNADH2の減少を測定し、活性を調べる。
【結果・評価】健常者の歯肉溝滲出液中のLDH濃度は軽度の炎症がある患者よりも高いが総活性は炎症がある患者のほうがより高い。