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オイルレッドO染色法

【読み】
おいるれっどおーせんしょくほう
【英語】
oil red O staining
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】ズダンII染色
【意義・目的】脂肪あるいは脂質の中には、中性脂肪、リン脂質など多くのものが含まれているが、普通に脂肪染色という場合には、中性脂肪染色を意昧することが多い。
 オイルレッドOは脂溶性色素で、アルコール溶液に溶解された色素は脂質に親和性があるため、色素の溶媒相と脂質相の分配係数の差により、色素が溶媒から脂質に移行することにより染色される。
【検査法】
1)ホルマリン固定、凍結切片を軽く水洗。
2)オイルレッドO液で10~15分間染色。
3)60%エタノールで分別し水洗。
4)マイヤーのヘマトキシリンで核染色。
5)水洗、色出し。
6)グリセリン・ゼラチンまたはアパチーのゴムシロップで封入。
【結果・評価】脂肪滴は赤色に染め出される。