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顎関節、咀嚼筋の検査

【読み】
がくかんせつ、そしゃくきんのけんさ
【英語】
examination of temporomandibular joint and masticatory muscles
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【目的】歯局疾患の増悪因子である外傷性咬合の診断を行う。
【適応】咬合性外傷歯の存在が疑われる場合に行う。
【検査法】左右咀嚼筋(咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋など)の緊張度、疼痛の有無、機能時における顎関節痛やクリッキング音、さらには頭頸部、耳などへの関連痛の有無を診査する。問診および触診にて診査するほか、必要に応じて、筋電図を用いて各種咀嚼筋の活動電位を記録することにより各種筋活動における協調性、筋放電抑制相、周波数成分などの分析を行う。また顎関節に対しては顎関節を構成する骨形態、開閉口時における下顎頭と下顎窩ないし関節結節との位置関係、顎運動時における下顎頭運動路ならびに運動速度、上下関節腔の形態および容量、関節円板動態、関節円板の肥厚、変形、穿孔、断裂などの有無ならびにその程度を把握するためさまざまなX線撮影を行う。