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簡易聴力検査

【読み】
かんいちょうりょくけんさ
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【意義・目的】難聴のスクリーニングを目的とした検査法で、聴力障害の程度や性質を、音叉、オージオメーターを用いて病変が伝音性か感音性かを診断する(30ホーン以下の防音室で行う)。
【検査法】
音叉検査法:Weber法;音叉を前頭部の正中に立てて、音がどちらの耳に偏して聞こえるかを調査する。Rinne法;1つの音叉について気導と骨導の聴取時間を比較する。その他。
オージオメーター(聴力計)検査法:発振音と増幅器、レシーバーよりなり、各種の周波数をもった電流を発生させることにより、指定した高さ、および強さの純音を定量的に変えることによって、気導聴力損失値の測定、骨導聴力損失値の測定など聴力損失の状態を診断することができる。
【結果】難聴の程度、障害部位の推定、疾患の予後の判定、治療の選択、治療効果の判定などに役立つ。