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α-グルコシダーゼ活性検査(唾液)

【読み】
あるふぁ-ぐるこしだーぜかっせいけんさ(だえき)
【英語】
examination of α-glucosidase activity in saliva
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】唾液中のα-グルコシダーゼ活性を測定する。
【意義・目的】α-グルコシダーゼはマルトースをグルコースに分解する。グルコースは口腔内細菌の発育および増殖に関与していることから唾液中のα-グルコース活性を測定することにより間接的にプラーク形成や歯周疾患活性度を検索することができる。
【検査法】唾液とマルトースを反応させた検体を高速液体クロマトグラフィ一によって測定する。活性単位は60℃、1分間に1mMのD-グルコースを生成する酵素力を1mUとする。
【正常値】健常者では耳下腺唾液、顎、舌下腺唾液には検出されない。全唾液中では0.4±0.5mU/mlとなる。
【結果・評価】歯周疾患罹患者の唾液中におけるα-グルコシダーゼ活性は健常者に比較して上昇しておりプラーク形成と相関している。