クレアチン
- 【読み】
- くれあちん
- 【英語】
- creatine
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【意義・目的】クレアチンは、クレアチニンホスホキナーゼ(CPK)の作用によりクレアチニンリン酸に合成され、エネルギー源として重要な役割りを果たしている。クレアチンは腎糸球体から濾過されるが、尿細管で再吸収されるためほとんど尿中に排泄されない。
【適応疾患名】血清では、筋肉疾患、甲状腺機能亢進で増加する。この際クレアチニン尿を認めることがある。
【検査法】クレアチンは、ピクリン酸とともに加熱して脱水し、クレアチニンに変化させ、脱水後の総クレアチニン量とクレアチニン量との差からクレアチン量を求める。
【正常値】
血清濃度0.2~0.6mg/dl
尿中濃度0~50mg/day
【結果・評価】血中および尿中の増加は、筋肉よりの放出、肝における含成の亢進などによって起こる。飢餓、発熱などがその例である。