クレアチンフォスフォキナーゼ
- 【読み】
- くれあちんふぉすふぉきなーぜ
- 【英語】
- creatine phosphokinase、CPK(CK)
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【同】血清クレアチンキナーゼ
【意義・目的】CPKにはM型(筋型)とB型(脳型)のサブユニットがあり、MM、MB、BBの3種のアイソザイムが存在する。その活性は、骨格筋が最も高く、次いで心筋、脳の順に高い。したがって、CPKの測定は骨格筋、心筋、中枢神経系疾患の診断に有効であり、特に進行性筋ジストロフィー症や心筋梗塞では特異性の高い検査法として重要である。
【適応疾患名】筋疾患としては進行性筋ジストロフィー症、多発性筋炎、筋痙攣:心筋疾患としては心筋梗塞、心筋炎:その他の疾患としては脳血管障害、甲状腺機能低下などに適応される。
【検査法】クレアチンをリン酸化する反応と、クレアチンリン酸を水解する反応には種々の定量法があるが、ATPの定量法として検体血清にグルコース、へキソキナーゼとブドウ糖-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)を加え、2段階の共役反応によって生成するNADPHを340nmで測定する紫外線法が一般に用いられている(オルバーロザルキー法)。
【正常値】オルバーロザルキー法での正常値は男性92(48~176)、女性64(38~109)であるが、測定法の違いによって測定値にかなりの差が生じるので注意を要する。
【結果・評価】筋疾患、心筋疾患等で高値を示し、特にDuchenne型進行性筋ジストロフィー症では正常上限の数十倍に達することがあり、心筋梗塞では、発作後数時間で上昇し、24~36時間でピークとなる。また、生理的変動として運動により数倍の活性上昇がみられ、その影響が数日間残ることがある。