血色素量測定
- 【読み】
- けつしきそりょうそくてい
- 【英語】
- quantitative determination of hemoglobin
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【同】ヘモグロビン測定
【定義】赤血球に含まれている色素蛋白質ヘモグロビンの定量。
【目的】ヘモグロビンは血中の酸素運搬体として重要な役割を果たしており、貧血の診断に用いられる。
【適応】貧血の状態およびその程度を知る。
【検査法】HiCN(シアンメトヘモグロビン)法
1)血液0.02mlをシアンメトヘモグロビン試薬5.0mlに加える。
2)3分経過後、540nm、セル1.00cmで試薬を対照として測光する。
分光光度計は0~20g/dlにわたって直線性の成立することを確認したものを選ぶ。
【正常値】
男子:85~106%
女子:74~96% 100%=16.0g/dl
【結果・評価】Sahli法は臨床上には簡便であるが誤差がかなり大きく、現在では往診先での検査として利用評価があるにすぎない。現在はシアンメトヘモグロビン法、酸化ヘモグロビン法が用いられる。