血清ロイシン・アミノペプチダーゼ
- 【読み】
- けっせいろいしんあみのぺぷちだーぜ
- 【英語】
- leucine aminopeptidase、LAP
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【同】ロイシル・ペプチダーゼ
【意義】アミノ酸のペプチド結合を加水分解する酵素には、その作用部位の異る数多くのものが生体内に存在する。それらの中には末端の特定のアミノ酸にしか作用しないものや、いろいろの種類のアミノ酸に親和性をもつ特異性の弱い酵素もある。LAPは末端にロイシンを有するペプチドから、特異的にロイシンを除く酵素である。本酵素は人体組織中に広く分布し、主として小腸粘膜から分泌されるほか(蛋白の消化に関与)、腎、筋、脳などに多く、肝、膵、胃では中等度、大動脈、食道、膀胱、子宮、乳腺では少ない。
【適応疾患名】肝・胆道閉塞で著しい活性上昇がみられることから、LAPは肝細胞障害と肝・胆道系閉塞との鑑別に測定される。
【正常値】LβNA法(G-R単位)LPNA法(国際単位)
男142±29→30~70
女130±27→30~70
【評価】LAPは胆道閉塞の場合アルカリフォスファターゼの変動と平行する場合が多いが、骨疾患では異常を示さない。
肝・胆道疾患、膵疾患での閉塞性黄疸、特に悪性腫瘍による肝外性閉塞によって著明に活性が上昇する。
妊娠後半から増加し、末期には正常上限値の3~4倍に達する。出産後は6~8週で正常値にもどる。