言語発達検査
- 【読み】
- げんごはったつけんさ
- 【英語】
- evaluation of language development
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【意義・目的】言語発達は視・聴覚障害、対人関係の障害、知的発達の遅れ、発声発語器管の異常、不適切な言語環境、脳損傷など多くの要因によって障害される。またなかには言語機能のみが特異的に遅れる場合もある。言語発達を検査するということはこれら多くの要因と関連する小児の心身発達の状態、なかでもその異常を知る1つの方法としての意義をもっている。すなわち、上にあげた諸要因がもたらす初期症状の1つが言語発達の遅れ(言語発達遅滞)であり、言語発達遅滞は小児の心身障害の早期発見・治療と密接な関連をもっている。
【検査法】生育歴、小児神経科・臨床心理などの専門家からの情報、現在の発達全般の状態、発声・発語器官の検査、言語症状の把握など広い検査が必要であるが、親からの情報に依存することが多い。2、3歳以上の発達レベルの子供の検査としてはITPA日本版があるが、近年、言語発達遅滞検査法(試案)が開発されつつある。本検査法は、(1)生理学的評価、(2)記号一指示内容関係の発達段階の評価、(3)言語学習に必要な基礎的学習能力の評価、(4)コミュニケーション態度の評価を枠組としている。
【結果・評価】臨床の場における言語発達の評価は、たんに遅滞の有無やその状態を記述するということではなく、言語発達を促進するための指針を得ることにある。言語発達遅滞検査法(試案)では検査結果がその後の働きかけとできるだけ関連するように配慮されている。その位置する段階によって具体的な達成目標が得られるように作成されている。