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口蓋皺襞の起伏検査

【読み】
こうがいしゅうへきのきふくけんさ
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【意義・目的】口蓋の形状、その高さ、幅および、口蓋に発生する隆起などを知ることが可能であり、特に心身障害児の内で特異な口蓋形状をもつものなどの鑑別に有益な資料となる。
【検査法】
1)ヒューズ線を用いた方法。
2)石膏模型の再印象陰型の切断面から求める方法。
3)石膏模型から専用の測定装置を用る方法。
4)三次元的な測定器材ないし手法を用いる方法。
【結果・評価】口蓋幅、口蓋高、口蓋断面の形状などから、口蓋をいくつかの形状に分類することができる。半円型、半楕円型、放物線型、尖型、中央凹型、中央凸型、いずれでもないなどがある。口蓋の形態の異常を伴う疾患として、染色体異常症(Down症侯群、Turner症侯群)、Crouzon症侯群、Pierre Robin症候群など、これ以外にも多数の疾患がある。