好酸球数
- 【読み】
- こうさんきゅうすう
- 【英語】
- eosinophilic leukocytes
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【同】エオジン好性白血球数
【定義】顆粒白血球の一種で、エオジンのような酸性染料で赤く染色した顆粒を有するもの。
【意義・目的】好中性白血球と同様に食作用をもち、特に抗原抗体複合体に対して強い。
【適応疾患名】アレルギー性疾患、寄生虫、皮膚疾患、造血系疾患、種々の伝染病、骨疾患、内分泌疾患などで増加する。
【検査法】
1)血液の塗抹染色標本を作る。
2)赤血球が重なりあわずに均等に並んだところを選び、視野を動かしてみてゆく。
3)通常白血球数100または200個を観察し、計算用紙に記入し、算定する。
【正常値】2~4%
【結果・評価】5%以上を好酸球増多症といい、寄生虫病、アレルギー性疾患、皮膚病、白血病など。2%以下は好酸球減少症といい、急性感染症の初期、急性中毒、内分泌疾患、ストレスなど。