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膠質反応

【読み】
こうしつはんのう
【英語】
colloid reaction
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】コロイド反応
【定義】血清や脊髄液に各種蛋白変性試薬を加えると混濁や沈澱、色調の変化を起こす反応をいう。
【意義・目的】血清中の蛋白成分の量的、質的異常を簡便に検出できる。
【適応疾患名】肝疾患、細菌性髄膜炎。
【検査法】硫酸亜鉛混濁試験(ZTT)とチモール混濁試験(TTT)とがあり血清にそれぞれの試薬を加えてその吸光度を測定する。
【正常値】ZTTでは4~12kunkelで、TTTでは0~5kunkelである。
【結果・評価】肝炎や肝硬変において測定値の増加が認められる。なおこれらは非特異的反応なので、慢性感染症や膠原病などでも異常値を示すことがあるので注意を要する。