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好中球殺菌能検査(末梢血)

【読み】
こうちゅうきゅうさっきんのうけんさ(まっしょうけつ)
【英語】
neutrophil bactericidal capacity(peripheral blood)
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】 好中球に細菌トオプソニンを直接加え、捕食、細胞内殺菌能力をみる検査法。
【意義・目的】 貪食細胞機能不全状態を調べるには不可欠なものであり、好中球遊走から消化までの一連の機能を総括的に認識することができる。
【適応疾患名】
原発性……慢性肉芽腫症、Chediak-Higashi症候群、Myeloperoxidase欠損症など。
続発性……白血病、Hodgkin病、糖尿病、Down症候群、重症感染症など。
【検査法】一般的にQuieらが用いた方法が使われている。
1)好中球は静脈採血した血液より採取する。この検査法では、リンパ球や赤血球が混在していてもさしつかえない。ヘパリン加静脈血に6%デキストラン生食水を加え分離した上澄みをHanks液で洗浄したのち、5×10 6/mlになるように1%ゼラチン入りHanks液で調整する。
2)殺菌能検査に用いる細菌として
(1)H2O2を産生せず、catalase陽性の菌群
   Staphylococcus aureus
   Esherichia coli
   Salmonella typhimurium、その他
(2)H2O2を産生し、catalase陰性の菌群
   Streptococcus faecalis
   Streptococcus pyogenes
(3)その他、Candida albicans などが用いられる。
3)オプソニン化のためにヒト血清が必要である。
4)操作、調整した好中球0.5ml(2.5×106)0.4mlの調整したオプソニン、0.1mlの細菌液(1×107)を混合する。この混合液を軽く浸盪させながら反応させ、0、3、60、120分に混合液から0.1mlずつ取り出し、冷却Hanks液で洗浄した後、好中球をピペット操作で破壊し、適当に希釈して普通寒天培地で混釈培養する。37℃一昼夜培養後、生菌数を算出する。
【正常値】培養時間の増加とともに、生菌数は低下する。培養90分で85%以上の細菌が殺菌される。
【結果・評価】培養0分、30分、60分、120分の4検体を調べ、生菌数の減少を比較する。必ず、対象として健康人の細胞を用いる。