後頭-前頭方向撮影法(顎関節)
- 【読み】
- こうとう-ぜんとうほうこうさつえいほう(がくかんせつ)
- 【英語】
- postero-anterior projection(TMJ)、occipito-frontal projection、infracranial projection、inclined postero-anterior projection
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【定義】 X線束の中心線が、矢状面に平行に、後頭部から後前方向に入射する顎関節の単純撮影法をいう。
【目的】 両側下顎頭および関節結節の背腹面観(正面観)を同時に1枚のX線フィルム上に投影する。
【適応疾患名】 顎関節疾患。(下顎頭関節面後面、および骨梁が観察できる)
【検査法】
1) Clementschitsch(1960)によって報告された方法である。
2) 最大開口位で撮影する。
3) 座位または腹臥位で行う。
4) 前頭部をカセッテに圧着し、正中矢状面をフィルム面に垂直にする。
5) X線束の中心線は正中矢状面で、後頭結節直下から入射し、ナジオンを通る(両眼角、顎関節を通る平面上にある)。