後頭-前頭方向頭蓋偏心撮影法
- 【読み】
- こうとう-ぜんとうほうこうとうがいへんしんさつえいほう
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【定義】 X線束の中心線が頭蓋正中矢状面から外側へ偏り、乳様突起外側部から同側顎関節部に入射する顎関節の単純撮影法をいう。
【目的】 乳様突起、間接結節の重積を避けて片側の下顎頭および間接結節の背腹面観(正面像)を得る。
【適応疾患名】 顎関節疾患。
【検査法】
1) Hofrathによって考案されたと伝えられている。
2) 最大開口位で行う。
3) 腹臥位または座位で行う。
4) 前頭部カセッテに圧着し、外眼角、顎関節部を含む平面および正中矢状面がフィルム面に垂直になるように位置づける。
5) X線束の中心線は正中矢状面外側寄り約25°傾け、乳様突起外側から入射し、同側顎関節部を通過するようにする。