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口内(撮影)法

【読み】
こうない(さつえい)ほう
【英語】
intraoral method、intraoral radiography
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】口内法X線撮影、X線口内撮影法
【定義】歯科用X線フィルムを患者の口腔内に挿入し、検査部位に適切に位置づけし保定させ、X線を顔面の外部から照準して撮影する方法の総称であり、主に歯やその歯周組織を診断することを目的とする。
【検査法】標準的な口内法撮影は座位で行われ、歯科用X線フィルムは3×4cmの標準型が最もよく使われる。頭部の固定については、上顎の撮影では鼻翼と耳珠を結んだ線、下顎の撮影では口角と耳珠を結んだ線が水平となるようにする。撮影法は、歯列弓に対する水平的角度では正放線投影が基準となり、垂直的角度では二等分(面)法(根尖投影)と平行法の2つが利用されている。フィルムの位置づけや中心線の垂直的投影は撮影する部位により異なる。全顎撮影には10~14枚のフィルムが必要である。
咬翼法は同様に咬翼のついた標準型の歯科用X線フィルムが用いられ、フィルムの保持は咬翼を上下歯列で咬ませて撮影する。咬合法は標準型歯科用X線フィルムより大きな5.7cm×7.6cm位の咬合用フィルムを上下歯列で咬ませて撮影する方法であり、検査部位および目的に応じてフィルムの位置づけ、中心線の投影方向が異なる。
歯科用X線フィルムは口外法と異なり増感紙を使用せず、X線が直接フィルムを感光させるため口外法で撮影された画像と比較して鮮明な画像が得られる。また、歯科用X線装置は一般に管電圧60kV10mAが用いられ、照射時間は撮影部位により設定される。
口内法は投影法の原則および検査目的により次のような分類がある。
1.標準的な投影法
 1)水平的投影角度決め
  (1)正放線投影
  (2)偏心投影(偏近心投影と偏遠心投影)
 2)垂直的投影角度決め
  (1)二等分(面)法(等長法)
   投尖投影
   歯頸部(歯槽頂縁)投影
  (2)平行法
2.咬翼法
3.咬合法