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ジアゾ反応

【読み】
じあぞはんのう
【英語】
diazo reaction
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】Ehrlich’s reaction 
【定義】尿を検体として用いる定性反応試験の1つ。ある病態の尿中に存在する芳香性物質にdiazo-benzenesulfonic acidとアンモニアが作用して鮮紅色~赤色を呈する反応をいう。
【目的】感染症の診断の確定と予後の判定を行うことを目的とする。
【適応疾患名】腸チフス、発疹チフス、麻疹、乾酪性肺炎、粟粒結核、リンパ肉芽腫、重症敗血症などの熱性疾患。
【検査法】ジアゾ試薬に新鮮尿を混和し、さらに全体の8分の1容積のアンモニア水を加えて振盪する。
【結果・評価】紅色を呈するものを反応陽性とする。フェノールフレタレイン、阿片、モルヒネ、ナフタリンなどを服用後の尿や黄疸尿でも陽性となるので判定に注意を要する。