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主訴

【読み】
しゅそ
【英語】
chief complaint
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】患者の自覚症状のうち最も苦痛とすること、あるいは、不快とすること、いいかえれば、患者が医療機関を訪れる動機である。
【意義・目的】患者の最も苦痛と感じていることや、困っていることを解決するために必須であり、まず最初に聞くべきである。主訴は疾患の主症状と一致していることがあり、診断を行うにあたり参考となる場合がある。しかし、定期検診や健康診断により受診した場合は主訴は「なし」である。
主訴としては以下のようなものが多い。
1)疼痛:歯痛、咬合痛、咀嚼痛、嚥下痛、粘膜部びらんや潰瘍形成による接触痛など。
2)機能障害:咀嚼、発音、嚥下、開口障害、知覚および感覚異常。
3)形態異常:腫脹、審美障害、骨格性不正咬合など。
4)心理的異常:癌に対する恐怖心、口臭、不定愁訴など。
5)その他:出血など。